ショッピングリボ払いの使いどころと落とし穴

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ここに1枚のクレジットカードがあります。そうです。あなたの財布の中に入っている、そのカード……。日本人の多くは、クレジットカードを使用する時、一括払いで支払います。

しかし、あなたは気付いてしまいます。

「リボ払いで購入すれば、一括払いで買えない商品を買うことができる……」

一括払いでは1個しか買えないリンゴ。しかし、リボ払いを選択すれば、2個のリンゴを購入できる。

そう……。

レジで「お支払い方法は?」と聞かれたら、「リボ払いで」と言えばいい!クレジットカードの会員サイトにアクセスして、「自動リボ」を選択すればいい!

そうすれば、利用限度額の上限まで、リボ払いで購入できる!!!!!

しかし、1年後、あなたは利用明細書を見て驚く。

「全然残高が減っていない!!!!!!!!!!!!」

果たして、あなたの身に一体何が起きたのか。 この不可解な利用明細書の謎を解明するためには、あなたはまず、こう問わねばならない。

「リボ払いってそもそも何なの?」

    【目 次】
  1. ショッピングのリボ払いとは?
  2. ショッピングリボ払いの支払方法
  3. リボ払いの種類と支払方式
  4. リボ払いとキャッシングの違いとは
  5. リボ払いのまずい使い方

ショッピングのリボ払いとは?

メビウスの輪(Möbius loop)というものをご存知だろうか?

長方形の帯をひねって端と端を繋ぎ合わせると、表面がいつの間にか裏面になっているという話だが、イメージとしては8の字型の蛇や、三角のリサイクルマークなどが思い浮かぶと思われる。

リボ払いは、メビウスの輪に似ている。

リボとはリボルビング(revolving)の略であるが、その語源であるrevolveには「回転する」という意味がある。

リボ払いとは、利用残高に関わらず毎月一定顎を支払うというサービスだ。毎月毎月同じ金額を支払い続ける(それでいて残高がなかなか減らない)その様子が、まるで同じ場所をぐるぐる回る(revolve)ようであり、リボルビングという名前が付けられた。

リボ払いのメリット

つまり何なのかと言えば、「毎月一定額支払う」ということだ。

「分割払いと同じなのね?」

いや、違う。分割払いは、最初に返済回数を決める。そして利用金額を回数で割り、毎月の支払額を決める。それに対してリボ払いは、利用残高に応じた最低返済額を毎月支払うだけであり、いつ完済するのか分からない。

10万円カードショッピング!!!!!
時間軸
今月 10万円分、分割払いで購入(10回払い) 10万円分、リボ払いで購入(毎月10,000円+手数料)
1ヶ月目 5万円分、分割払いで購入(5回払い) 5万円分、リボ払いで購入(同上)。
6ヶ月目 5万円分の分割払い完了 残高約10万円
10ヶ月目 10万円分の分割払い完了 残高約5万円
11ヶ月目 また10回万円、分割払い購入 また10万円分、リボ払いで購入。
この時点での残高 10万円 15万円

お分かりだろうか?

トータルで25万円利用しているのに、リボ払いの方が残高の減りが遅いのだ……。

「こんなのトリックよ! 完済前に追加ショッピングするから、利用残高が高くなるのだわ。リボ払いでも分割払いでも、完済するまで同じ金額を返し続ければ、返済回数は同じになるはずよ」

その通りだ。しかし、それが難しいのがリボ払いだ。実際クレジットカードを利用すれば分かると思うが、リボ残高を完済するまで、カードを使わないでいられるだろうか?

「たとえ追加ショッピングをしてしまったとしても! リボ払いの支払金額を分割払い並みに上げればいいのよ! 2つ目の商品を購入した時、分割払いでは2つの商品代金を同時並行的に支払っている。

しかし、リボ払いは2つ目の商品を購入した後も、毎月の支払額は10,000円(+手数料)だわ。こんな比較、フェアじゃない!!!」 確かにその通りだ。

しかし、利用残高の増加に合わせて、リボ払いの支払額をその都度変更する人は、実は少ない。 なぜなのか?

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リボ払いのデメリット

分割払いは、購入商品1件1件に適用される。新たに商品を購入すれば、次回返済額が積み上がる。

たとえ買い過ぎてしまったとしても、早い段階で「これ以上払えない。なんとかしないと」と、修正局面に入る。

しかし、リボ払いはそうはいかない。最初に述べたように、リボ払いは「毎月一定額で済む」のだ。

10万円購入しても20万円購入しても、毎月の支払額は10,000円だ。カードを使い過ぎていても、危機感が湧かない。

まるで「ゆでガエル理論」のようである。ぬるま湯に入れられたカエルは、温度が少しずつ上がっていることに気付かず、茹で上がる。

リボ払いは、当然ながら手数料が発生する。手数料は多くの場合、実質年率15.0%~18.0%だ。

10万円を1年かけて支払えば、15,000円の手数料が発生する。支払いを先延ばしにするための手数料とはいえ、カード会社に15,000円をタダであげているようなものだ。

「もったいない」と感じる方は多いだろう。

リボ払いのメリット リボ払いのデメリット
・お金が足りなくても欲しい商品を手に入れられる
・毎月の支払額が一定なので、返済計画を立てやすい
・手数料がかかる
・返済期間が延びやすい
・返済総額が分かりにくい
・使い過ぎる傾向がある

ショッピングリボ払いの支払方法

リボ払いの支払方法は、一括払い同様、口座振替による自動引き落としだ。

月末締め翌27日払いであれば、月末までの利用残高によって最低返済額が決まり、翌27日に最低返済額を支払うこととなる。

ただし、変更するタイミングによっては、翌々月からリボ払いがスタートする。一括払いからリボ払いに変更する時には、締切日に注意しよう。

支払金額の決まり方

最低返済額は、クレジットカードによって異なる。たとえば、JCBカード(一般)の「定額コース」では、利用残高10万円以下の場合、最低返済額は元金5,000円だ。5,000円以上であれば千円単位で支払額を加算できる。

もしも毎月5,000円の元金を返済する場合、5,000円+手数料が毎月の弁済金になる。

支払月・支払日 支払元金 手数料率
(年15.0%)
支払合計 支払残高
1月10日 5,000円 1,068円 6,068円 95,000円
2月10日 5,000円 1,210円 6,210円 90,000円
3月10日 5,000円 1,035円 6,035円 85,000円

(略)

翌年8月10日 5,000円 63円 5,063円 0円

支払回数は20回、手数料の合計は12,899円、支払総額は112,899円だ。

残高をまとめて支払いたい

最低返済額5,000円でも、毎月20,000円を支払えるなら、毎月20,000円ずつ支払おう。10万円を毎月20,000円(+手数料)ずつ支払えば、手数料は3,532円で済む。

最初は5,000円ずつ支払っても、途中で返済額を上げたり、一括返済したりすることも可能だ。クレジットカードによっては「標準コース」や「長期コース」など、複数の支払額コースが用意されている。

クレジットカードの会員ページや電話でサービス変更は行える。

リボ払いの種類と支払方式

リボ払いには主に4つの種類があり、種類によって支払額の計算方法が異なる。

上記のJCBカードでは「5,000円+手数料」が毎月の支払額になる。

しかし、クレジットカードによっては、元金と手数料を合わせて「5,000円」が、毎月の支払額になる。

ここでは、リボ払いの種類について紹介するが、その前に抑えておきたいのが、残高スライド方式だ。

残高スライド方式

残高スライド方式では、利用残高に比例して毎月の支払額が変化する。

JCBカードには「定額コース」と「残高スライドコース」があるが、「定額コース」が利用分に関わらず一定額(5,000円以上千円単位で指定)を支払うのに対し、「残高スライドコース」は、以下のように返済額が変化する。

利用残高 毎月の支払額
10万円以下 1万円
10万円超20万円以下 2万円
20万円超30万円以下 3万円

利用残高 毎月の支払額 10万円以下 1万円 10万円超20万円以下 2万円 20万円超30万円以下 3万円 利用残高が多くなるほど、毎月の支払額も増えていく。

クレジットカードの多くは、残高スライド方式を採用しており、「残高スライド元金定額リボルビング方式」「残高スライド元利定率リボルビング方式」のように、4つの返済方式が組み合わさることになる。

4つの種類があるが主にコレ

リボ払いの支払額は、まず「定額」か「定率」かによって異なる。

定額リボルビング方式 毎月一定の「金額」を返済する方式
定率リボルビング方式 毎月一定の「割合」を返済する方式

次に、利息の支払

元利リボルビング方式 「元金+手数料」が一定
元金リボルビング方式 元金が一定で、それに手数料を加える

い方によって「元利」と「元金」に分かれる。

カード会社によって、この4つの返済方式の組み合わせ方が異なる。利用残高10万円をリボ払いにする場合、毎月の返済額はどう決まるのか。

  毎月の返済額の一例
元金定額リボルビング方式 「1万円」+手数料
元金定率リボルビング方式 「5,000円(10万円×定率5.0%)」+手数料
元利定額リボルビング方式 「1万円(元金8,500円+手数料1,500円)」
元利定率リボルビング方式 「5,000円(10万円×定率5.0%+手数料)」

この中でよく採用されているのが、元金定額方式・元利定額方式だ。返済方式によって返済回数や返済総額が変化するので、リボ払いを利用する前に、一度各社の「返済シミュレーション」で計算してみよう。

リボ払いとキャッシングの違いとは

リボ払いとキャッシングはどちらも借金であり、毎月1回支払日があることや、返済方式の種類などは同じである。

もしもクレジットカードのキャッシングとショッピングをそれぞれ利用した場合には、キャッシングの支払いとショッピングの支払いを合わせた金額が、毎月の口座振替日に引き落とされる。

キャッシングがショッピングと違うのは、借入日の翌日から利息が発生することだ。

クレジットカードのショッピングは、翌月または翌々月からリボ払いの支払いがスタートするので、クレジットカードが使える時は、キャッシングではなくショッピングリボ払いで購入する方がよいだろう。

しかし、税金の支払いなど現金しか使用できない場合や、ATMで借入・返済したい方にはカードローンの方がよいだろう。

また、リボ払いを使い過ぎて返済が厳しい場合には、リボ払いよりも低い金利のカードローンに借り換える方がよいだろう。

たとえば、クレジットカードAで30万円(年18.0%)、クレジットカードBで50万円(年15.0%)の借金をしている場合、年14.0%のカードローンに全額借り換えれば、返済の負担が軽減する。

カードローンは金利が高めだが、フリーローンなら年10.0%以下で借り換えられる場合も多く、利息減少に大きく貢献する。

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リボ払いのまずい使い方

リボ払いの一番まずい使い方は、利用残高を完済する前に、リボ払いで次々商品を購入してしまうことである。

すると残高が上がっていき、手数料も高くなる。

利用残高10万円を一度完済して0にすれば、また10万円分カードを利用しても、1ヶ月の手数料は最大1,232円だ。

しかし、10万円を利用してすぐ10万円の追加ショッピングを行えば、1ヶ月の手数料は最大2,465円だ。 同じ20万円分のカード利用でも、手数料の総額は大きく変わる。

リボ払いを使用するなら、定期的に完済するよう心がけた方がいいだろう。手数料が増えてしまうと、支払額の大半が手数料に取られてしまい、「返しても返しても残高が減らない」という状況になる。

なぜ金銭感覚が狂いやすい?

リボ払いは、支払いが長期化しやすい傾向がある。「月々一定額の支払いで済む」という安心感から、「多少買い過ぎても大丈夫」という気持ちになり、あまり考えずにものを購入しやすくなる。

一括払いしか行わなければ、ひと月に使用する金額の目安が分かるだろう。

月収が同じなら毎月の支出に回せる金額も変わらないので、「クレジットカードで使える金額は○万円まで」と頭に入っているに違いない。

しかし、リボ払いになると、将来の収入を当てにして「○万円まで」という制約を外すことができる。しかも、返済が長期化すると、何に使ったお金をいつ払っているのか分かりにくくなり、次第に金銭感覚が狂ってしまう。

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必ず利用明細を確認しよう

クレジットカードの利用明細が紙で送られてくる場合、利用残高と手数料のチェックは欠かさず行うと思う。

しかし、WEB明細という会員サイト上で確認する方法になると、利用明細のチェックを怠る方も出てくる。

また、会員サイトの利用明細は必ずしもリアルタイムの取引を反映しているわけではなく、自分で支出の管理を行わないと、正確な金額が分からなくなる可能性もある。

利用残高を把握しておけば、「今月は使い過ぎたな」「これ以上は使えない」という内省を早めに行うことができる。

クレジットカードを使い過ぎてしまう方は、利用明細の確認とともに、家計簿を付けるなどして、自分で支出を管理する習慣を付けた方がよいだろう。

リボ払いのポイント
・分割払いに比べてリボ払いは返済が長期化しやすい。
・長期化すると利息がかかる(リボ払いの金利は年15.0%~18.0%)。
・長期化を防ぐためには、完済前に追加ショッピングをしない。
・資金に余力があれば、支払コース変更して、支払金額を増加する。

いかがだろうか。

今までの話を聞いて、リボ払い=メビウスの輪。小説に例えればループものと言った理由について、理解していただけただろうか。

リボ払いは「どうしても今これが欲しい!」「今買わないと手に入らないかもしれない」など、使いどころを決めて行うものである。

慢性的に毎回毎回リボ払いでショッピングしている方は、すでにリボ払いの落とし穴に落ちている可能性が早い。支払方法を見直して、早めに脱却した方がいいだろう。

リボ払いの利用件数が多い方は、割賦利用可能額を減らして、一定額以上使えないようにするとよい。カード券面の裏に記載されている電話番号に電話すれば、利用可能枠の変更・登録を行える。

もしも外部の人間と相談したい場合には、「日本クレジット協会」(03-5645-3361/営業日土日祝日除く10:00~12:00、13:00~17:00)が、クレジットカードに関する相談を受け付けしている。

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