JCBカードの審査難易度とは?
日本人でJCBカードの存在を知らない人はまずいないだろう。JCBは日本で唯一の国際ブランドでもあり、デザインや機能性に優れたカードも発行していることから多くの人たちが利用している。

提携カード(JCBのマークがあるからと言って 審査・発行をJCBが実施しているわけではない)
しかし、審査に落ちた人も多数存在しているのも事実だ。
よくネットの書き込みで「JCBカードは審査難易度が高い。」と言われているが、果たして本当なのであろうか?その真偽について解説したいと思う。
まず、審査に関する解説の前に、 「ファミマTカード(JCB)が欲しいのですが、JCBは審査が厳しいと聞きます。こんな私でも発行してもらえるのでしょうか?」こういった質問をよく見かける。
提携カードとプロパーカードの違いを理解する
この場合、審査ならびにクレジットカードの発行は、ファミマクレジットが実施する。 JCBでは無いことを、まず理解しておいてほしい。
カードに付帯されているJCBは国際ブランドとしての機能が付帯されているのであって、JCBが審査・発行を行っているわけではない。
これは、楽天、イオン、ジャックス、オリコでJCBのロゴマークがついているカードも同様だ。このようなカードを提携カードと呼ぶ。

プロパーカード(審査、発行業務をJCBカード本体が実施)
一方、JCB独自が審査・発行しているクレジットカードのことをプロパーカードと呼ぶ。JCBは自社の決済システムを他社に提供していることで、国内、海外のJCBマークのある加盟店でJCBのロゴマークが付いているカードで決済が可能になる。
その際、決済内容等のデータは、JCBを経由して提携カードに行き渡ることで、請求・請求引き落としが可能となるわけだ。これが国際ブランドとして必須とされる役割であり機能となる。
なお、JCBと同様にVISA、MasterCardも提携先に決済システムを提供すことで、VISAやMasterCardのロゴマークが付いている加盟店であれば利用が可能だ。
なお、VISA、MasterCardは自社ではクレジットカードの審査・発行は行っていない。 国際ブランドで自社カードを発行しているのは、JCB、ダイナース、アメリカンエキスプレスこの3社となる。
従って、国際ブランドとしての機能が付帯されているクレジットカードの場合は、国際ブランドが審査やカード発行に関与することはない。
よって、JCBカードの審査難易度に関しては、「JCBが独自に審査し発行するプロパーカード」と定義して解説したいと思う。ではどうすれば、JCBが発行する独自カードか?を調べるには、JCBのホームページに掲載されていれば、独自カードと見て間違いないだろう。
jcbプロパーカードの審査難易度は?
JCBのプロパーカードは「JCB ORIGINAL SERIES」(通称「OS」)と呼ばれる。JCBは日本唯一の国際ブランドであり、国内カードの中では審査基準が高めである。
JCB一般カード
JCB一般カードは、18歳以上で本人または配偶者に安定した収入がある方、もしくは18歳以上の学生(高校生除く)から申し込める。
JCB一般カードは、利用実績を積むことで、「JCBゴールド」「JCBザ・ゴールドプレミア」「JCBザ・クラス」へと育てることができる。
JCBは自社の利用実績を重視するので、「将来的にステータスカードを持ちたい」という方が、JCB一般カードを選ぶ。
JCB一般カードは、年収200万円以上(正社員)じゃないと審査に通りにくいと言われている。
年収100万円でも審査に通る流通系・信販系カード(一部では無収入でも審査に通る)が氾濫している中、あくまで安定収入があることを重視しているJCBカードは、収入の不安定な層からすると「敷居が高い」と思われるだろう。
しかし、必ずしも正社員じゃないと審査に通過しないわけではない。カード審査はスコアリング(各項目に点数を振り、合計値で決める方法)によって行われるので、非正規雇用でも全般的な属性が高ければ、審査に通過する。
特にクレジットヒストリー(クレヒス)がきれいな方は、審査に通りやすくなる。クレヒスとは、個人信用情報機関に登録されている、クレジットカードや分割払い(ローン)の利用情報のことである。
ローンを組んで遅滞なく返済している方などは、一定の信頼を得られるだろう。
JCBゴールド
JCBゴールドカードは、20歳以上で本人収入のある方が申し込める(学生不可)。
公式サイトから申込可能だが、一般カード所有者にインビテーション(招待状)が届く場合もある。招待状が届いたら、申込書に記入して返送する(審査あり)。
インビテーションが届くのは、年間カード利用額が100万円を超えた場合と言われている。毎月8万3,400円使う計算になるが、そんなにカードショッピングしない方も多いだろう。
カード利用額を上げるには、公共料金、パソコン・スマホの通信費、保険料の支払いなど、固定費の支払いをJCBカードにまとめた上で、スーパー、レストラン、タクシー代金の支払いなど、普段現金払いするシーンでも、なるべくカード決済するようにしよう。
JCBゴールド・ザ・プレミア
JCBゴールドが来た場合、次に目指すのは、準プラチナの「JCBゴールド・ザ・プレミア」のインビテーションだ。
完全招待制なので、いきなりこのカードを持つことはできない。ゴールドカードで、2年連続で年100万円以上カードショッピングすると、プレミアのインビテーションが届くと言われている。
JCBザ・クラス
JCBゴールド・ザ・プレミアで1~2年くらい利用実績を積むと、JCB最上位カード「JCBザ・クラス」のインビテーションが送られてくると言われている。
JCBザ・クラスには、最高1億円の海外・国内旅行保険、最高500万円のショッピング保険、ゴルファー保険などが付帯する他、「メンバーズセレクション」(2~3万円の価値があるギフトを1年に1回選べる)などのお得なサービスがある。
JCBカードは東京ディズニーリゾートのスポンサーであり、JCBザ・クラス所持者は、施設内のラウンジに入り、ゆっくり休憩することができる(事前予約が必要)。
カード1枚につき4名まで同伴できるので、家族や友人とディズニーランドに行く機会の多い方には重宝される。
「全然インビテーションが来ない」という時は、サポートデスクに電話して申込依頼してもよい。インビテーションが来る前に電話で申し込んでしまうことを「突撃」というが、突撃はいつでも行える。
ただし、大企業に勤めているなど、よほど属性の良い人でなければ、JCBカードの利用実績が問題になる。
JCBザ・クラスの取得条件は、年収1,500万円以上と言われることもあるが、年収500万円でもJCBゴールドを10年以上使い続けていたら、ザ・クラスの案内が来たという話もある。
利用実績重視のJCBは、一般の会社員でも上位カードを取得できる可能性がある、夢のカードである。 jcbプラチナカード JCBカードには、公式サイトから申し込めるプラチナカードもある。
インビテーションはないので、ステータス的な魅力は低いが、プラチナカードの豊富サービスを低価格(年会費25,000円+税)で受けられる。
・店舗探しや予約代行を24時間行える「プラチナ・コンシェルジュデスク」
・有名レストランのコース料金が1名無料になる「グルメ・ベネフィット」
・最高1億円の国内・海外旅行保険
JCBプラチナは、JCBザ・クラスよりも審査のハードルが低く、年収400万円以上の一般の会社員であれば、審査に通過する可能性がある。
jcbプラチナカードの審査申込条件とは?
JCBプラチナカードは、「25歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」なら誰でも申し込める。
安定継続収入がどのくらいの属性を指すのかは明確ではないが、会社員や公務員など離職率が低く毎月安定した収入を得られる職種で、年収500万円以上あれば審査に通ると言われている。
ステータスカードの敷居は全般的に下がっており、役職のない社員でもJCBプラチナカードを取得できる。
招待なしでもOK
「JCBゴールド ザ・プレミア」や「JCBザ・クラス」は招待制であり、基本的にJCBゴールドの利用実績を積み重ねてワンランクずつ上げていくしかない。
しかし、JCBプラチナカードは招待なしで申し込める。JCBプラチナカードは、JCBゴールド ザ・プレミアよりも審査基準は高いが、招待を待つ必要がない。
「今からJCBゴールドを取得する気はない」「JCBゴールド ザ・プレミアは、券面がゴールドっぽくて自分好みではない」という方に、JCBプラチナカードはおすすめだ。
JCBプラチナカードを取得すれば、ブラックカード「JCBザ・クラス」の招待が来る可能性もあるので、プラチナからブラックを狙うのもありだろう。
ただし、招待を受けるためには、年間100万円以上のカード利用は必要と言われている。
「JCBプラチナ」と「JCBゴールド ザ・プレミア」の違い
ただし、プライオリティ・パスなど一部サービスが欲しいだけなら、JCBプラチナよりもJCBゴールド ザ・プレミアの方がコストパフォーマンスは良い。
JCBゴールド ザ・プレミアは、一定条件を満たせばJCBゴールドと同じく年10,000円+税で利用できる。
三井住友ゴールドカードは、JCBゴールド ザ・プレミアと同じ年会費だが、空港ラウンジサービスにプライオリティ・パスが付かない。
三井住友ゴールドカードの上位カード、三井住友プラチナカードにはプライオリティ・パスは付くが、年会費が50,000+税に跳ね上がる。
プライオリティ・パス目的の申込者には、JCBゴールド ザ・プレミアの方がおすすめだ。 ただし、JCBは海外の提携先が少ない国際ブランドだ。海外旅行の際には他のカードを使用するなど、使い分けが必要になる。
JCBプラチナ | JCBゴールド ザ・プレミア | |
---|---|---|
申し込み条件 | 25歳以上、安定継続収入のある方が対象 | 20歳以上、インビテーションのみ |
年会費 | 25,000円+税 | 15,000円+税。年間100万円以上利用すると5,000円割引 |
家族カード | 1枚まで無料発行、2枚目以降3,000円+税 | 1枚まで無料発行、2枚目以降1,000円+税 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円補償(自動付帯。家族特約あり) | 最高1億円(自動付帯5,000万円。家族特約あり) |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 最高500万円 | 最高500万円 |
会員特典 | プライオリティ・パス プラチナ・コンシェルジュデスク グルメ・ベネフィット など |
プライオリティ・パス ダイニング30 など |
ポイント還元率はJCB一般カードと同じく0.5%だが、JCBオリジナルシリーズパートナーで最大5倍ポイントUPする。
OkiDokiポイントは1,050ポイントからJCBギフトカード(1,000円×5枚)に交換できるので、カードを使う時は、なるべくパートナー店で利用したい。ポイントの有効期限はどちらも5年だ。
申込に必要なもの
プラチナカードの申し込みに必要なのは、本人確認書類だけだ。すでにJCBカードを所有している方は、My JCBの「各種カードのお申し込み」→「カードのアップグレードのお申し込み」から申し込めば、書類提出不要である。
ただし、キャッシング枠を50万円以上(他のJCBカードのキャッシングも含む)付ける場合は、収入証明書類も必要だ。
ショッピング枠だけであれば、年収は自己申告のみでOKだ。 申込後、仮審査に通過すれば書類提出を求められる(アップロードか郵送による提出)。
一般的に書類提出を求められる段階になれば、審査通過はほぼ決まったも同然だ。 しかし、JCBカードでは書類提出後に審査に落ちる場合もあるので、カード発行まで油断は禁物だ。
jcbプラチナカードの審査難易度は?
JCBプラチナカードは、他社のゴールドカード(格安系は除く)より難易度がやや高くなる程度である。
他社のプラチナカードだと、年間300万円以上利用しないと審査に通らない場合もあるが、JCBプラチナカードはそこまで年間利用額に厳しくない。
審査で見られるポイント
ただし、JCBカードは自社の信用情報を重視する。JCBプラチナカードは招待制ではないが、やはりJCBカードで1年以上利用実績を作っている方の方が、審査に通る可能性は高い。
年収600万円以上で遅延なしの方でも審査に落ちたという口コミもあるので、クレジットカード審査を受ける前に、利用実績がどのようになっているのか、思い返してみよう。
もしもJCBカードのクレヒスがない場合は、他社のステータスカードを1年以上利用してから申し込む方がいいだろう。
使用するカードが、ショッピング枠の高いカードかどうか、という点もポイントになる。
アップグレードの場合、聞かれるのは「年収」「借入状況」「キャッシング枠の有無」「運転免許証の有無」だけであり、審査日数も短いことから、それほど細かい部分をチェックしているわけではないと推測できる。
キャッシング枠については、無しにした方が審査に通りやすくなる。「ビジネスを営んでいて、資金繰りのためにキャッシングが必要」という方は、別途法人カードを作る方がいいだろう。
在籍確認はある?
新規申込の場合や、勤務先変更がある場合には、在籍確認は行われる。在籍確認とは、申込の際に記載した勤務先情報が正しいかどうか確認することであり、カード会社が勤務先に電話をかける。
本人が不在の場合でも、職場の方が電話に出て対応してくれれば問題ない。在籍確認は、本人が職場にいるかどうか尋ねるだけだ。
ただし、職場の方が万が一「いません」などと答えてしまうと、審査に落ちることになる。 一度審査に落ちてしまうと、申込日から半年以上経たなくては、再審査を受けることはできない。
その間に他のカードへの申込回数を増やすなどして、信用情報に余計な情報が付いてしまうと、再審査を受ける時にマイナスに働く可能性もある。
クレジットカードに申し込む時は、なるべく1回で審査に通過したい。在籍確認がある方は、「クレジットカードの在籍確認が来るかもしれない」と職場の方に一言声をかけておく方が安心だ。
jcbプラチナカードの審査日数は?
JCBプラチナカードの発行日数は、最短3営業日だ。長くても1週間程度である。他社のプラチナカードでは申し込みから到着日まで1ヶ月以上かかることもザラではないので、スピード審査のJCBプラチナカードはありがたい。
回答待ちに時間がかからず、申込日から到着日まで1週間程度である。
「ゴールドより上位のカードが欲しいけど、JCBの利用実績はそれほどでもない」という方は、JCBプラチナカードに申し込んでみてはいかがだろうか。
ちなみに、JCBプラチナもJCBザ・クラスも、黒地に箔(銀・金)が押されているが、クイックペイ搭載型を選択すると、カード側面が白になる。
「カードの縁まで黒がいい」という方は、申込の際にクイックペイを選択しないようにしよう。 JCBカードは、クイックペイ搭載型と非搭載型の切り替えを行うことはできない。
もしも搭載型を発行してしまった後で、非搭載型のカードに代えたいと思ったら、非搭載型を取得してから、搭載型を解約する必要がある。
JCBカードは、基本的にクイックポイ非搭載型で発行されるので、「クイックペイを搭載したい」という方も、申込時の選択に注意しよう。
他のプロパーカードと審査難易度を比較する
JCBは「5大国際ブランド」の1つであり、JCB以外には、VISA、Master card、AMERICAN EXPRESS(アメックス)、Diners Club(ダイナース)がある。
このうちプロパーカードを発行しているのは、JCB、アメックス、ダイナースだけである。
アメックス
アメックスの一般カードは、「アメリカン・エキスプレス・カード」(通称「アメックス・グリーン」)だ。
20歳以上から申し込めるが、年会費は12,000円+税であり、空港ラウンや最高5,000万円の旅行保険が付帯する(家族特約付きだが、治療費の補償額は少ない)。
カードの内容を見ても分かる通り、内容的にはゴールドカードである。日本には格安系のゴールドカードも多いが、それらのゴールドカードに比べるとステータスは高く、審査も厳しくなる。
年収400万円以上の正社員なら審査に通ると言われているが、入社したばかりの正社員だと厳しいかもしれない。
勤続年数3年以上になると、「離職しにくい」と判断されて、審査に通りやすくなる。
ダイナース
「ダイナースクラブカード」(年会費22,000円+税)はさらに審査基準が高く、ゴールド・プラチナカード並みの審査基準である。
年収500万円以上の正社員、法人なら経営者じゃないと審査に通過しにくいと言われている。
入会目安として27歳以上と書かれているが、あまり年齢は関係ない。
アメックスもダイナースもそれぞれ上位カードが存在する。どちらも世界的なステータスカードなので、上位カードになると、なかなか手が出ない方も多いと思うが、上記のカードであれば、会社員なら無理なく入手できると思われる。
「今はゴールドやプラチナは持てないけど、将来に期待したい」→JCBプロパーカードで利用実績を積み重ねよう! 「すでにJCBゴールドに入会できるぐらい属性は高め」→アメックスやダイナースを検討するのもありだろう!
プロパーカードよりも審査に通りやすい提携カード
プロパーカードは、ゴールド、プラチナ、ブラックと育てていけるカードだが、クレジットカードをただの決済用として使用している方にとっては、「ステータス性よりも、ポイント還元率のお得なカードが欲しい」というのが、正直なところではないか。
そのような方には、プロパーカードよりも提携カードがおすすめだ。提携カードの多くは、プロパーカードよりも審査に通りやすく、すぐに発行可能である。
しかも、年会費無料、ポイント還元率が高い、カード会社独自の特典がある(提携先でカード利用すると通常より多くのポイントを貰えたり、商品代金が割引になったり)など、大変実用的である。
ポイント重視なら提携カードの方がお得?
提携カードの例として、「Yahoo! JAPANカード」と「楽天カード」を見てみよう。
Yahoo! JAPANカード | 楽天カード | |
---|---|---|
発行会社 | ワイジェイカード株式会社 | 楽天カード株式会社 |
国際ブランド | JCB、VISA、Master Card | JCB、VISA、Master Card |
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
入会特典(期間によって特典が変わる可能性がある) | 入会特典5,000ポイント、利用特典3,000ポイント、Yahoo!プレミアム同時加入で5,000ポイント | 入会特典2,000ポイント(会員サイト登録+申請が必要)、利用特典5,000ポイント |
ポイント還元率 | 1.0~3.0% | 1.0%~4.0% |
旅行保険 | なし | 最高2,000万円の海外旅行保険 |
ショッピング保険 | カード購入日より90日間補償(年間100万円まで)、さらに「プラチナ補償」あり | なし。ただし、楽天市場で購入した商品が届かない場合、「商品未着あんしん制度」により返金される(利用明細書受取後60日以内) |
JCBカードを初め、銀行系プロパーカードのポイント還元率は0.5%であり、上位カードに切り替えても、ポイント還元率はあまり変わらない。
専用のショッピングモールを利用するなど、ポイント還元率を上げる方法はあるが、「わざわざショッピングモールを経由するのは面倒」「ネット以外での買い物が多い」という方には、ポイント還元率の高い提携カードがおすすめだ。
Yahoo! JAPANカード
Yahoo! JAPANカードは、Yahoo! ショッピングやLOHACOで使うとポイント還元率3.0%になる。
しかも、全国のTポイント加盟店で使えるTポイントが貯まるので、ポイントの使い道に困ることはない。
提携カードのデメリットとして補償が薄いことが挙げられるが、Yahoo! JAPANカードは「プラチナ補償」(月490円)に加入すると、Yahoo! JAPANカードで購入した商品(Yahoo!ショッピング以外で購入した商品も含まれる)に関する18種類の補償を受けられる。
商品の破損・盗難補償だけじゃなく、携帯電話の水濡れ補償や、返品不可商品の購入代金の50%を支払ってくれる返金補償、車上荒らしや自転車事故の補償など、通常のショッピング保険の枠を超えた補償内容となっている。
楽天カード
一方、楽天カードは年会費無料なのに、海外旅行保険が付帯している。楽天市場でのポイント還元率は4.0%であり、信販系・流通系カードの中でもトップクラスの還元率だ。
楽天カードには「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」という上位カードがあるが、こちらもステータスではなく実用重視のカードとなる。
年会費 | 空港ラウンジ | 旅行保険 | |
---|---|---|---|
楽天ゴールドカード | 2,000円+税 | 国内主要空港とホノルル・仁川国際空港 | 最高2,000万円の海外旅行保険、最高1,000万円の国内旅行保険 |
楽天プレミアムカード | 10,000円+税 | 上記に加えて、プライオリティパス無料 | 最高5,000万円の国内・海外旅行保険付 |
特に楽天プレミアムカードは、年会費1万円でプライオリティパスが付帯する、コスパ最強カードである。ステータスカードを持たなくても、充実した補償を受けられる。
アルバイトや派遣社員など、非正規雇用の方でも十分審査に通過するカードなので、「銀行系プロパーカードの審査に通過しない」という方でも希望が持てる。
その他のおすすめ!年会費無料カード
「Yahoo! JAPANカードも楽天カードも有効期限が短い。ポイントを無駄にしてしまった」という方には、「VIASOカード」(三菱UFJニコス)がおすすめだ。
基本還元率0.5%だが、オートキャッシュバック機能がある。ポイントの有効期限(1年間)を過ぎても、累計1,000ポイント以上なら自動的にキャッシュバックされる。
また、最高2,000万円の海外旅行保険、年間100万円のショッピング保険も付帯している。
もしも普段利用している「お気に入りの店舗」があるなら、その店舗でお得になるクレジットカードを発行しよう。
イオンカード | イオン・ビブレ・マックスバリュなどの「お客さま感謝デー」(毎月20日・30日)で5%オフ。 |
---|---|
エポスカード | マルイの優待期間「マルコとマルオの7日間」に10%オフ。また、遊園地やレストラン、カラオケ店など約5,000店舗で割引。 |
MUJIカード | 無印良品の「無印良品週間」に10%オフ。 |
万が一JCBカードの審査に落ちてしまったら、こちらのカードを検討してみてはいかがだろうか。
jcb提携カードの審査に落ちたら、他のjcb提携カードにも落ちやすくなる?
クレジットカード会社は個人信用情報機関を通して、カードの申し込み履歴や利用情報を共有している。
そのため、カードの審査に落ちると、そのカードよりも審査基準の高いカードの審査には通りにくくなる。 しかし、JCBかどうかは関係ない。
国際ブランドに関わらず、カード会社によって審査基準が異なるからだ。
ショッピング枠もカード会社ごとに決まるので、「あのJCB提携カードで限度額50万円だったから、このJCB提携カードは限度額が10万円しか付かなかった」ということはない。
なるべく多くの限度額を付けたい方は、発行元の異なるクレジットカードを複数発行するとよいだろう。
ただし、自分の属性を無視してどんどん申し込んでしまうと、本来自分が審査に通るカードも、審査落ちする可能性があるので、注意が必要だ。
申込回数が多くて審査落ちすることを「申込ブラック」というが、意外とこれが理由で審査落ちする人も多い(延滞や強制解約による「ブラック情報」とは異なる)。
JCBカードの審査に落ちる人の特徴
さて、JCBカードの審査難易度だが、高い部類に入ると考えていいだろう。 特に審査基準に満たない人たちの傾向としては、以下のどれかに当てはまるケースが多い。
1.クレジットヒストリーが無い。
「1のクレジットヒストリーが無い。」という人の特徴として、クレジットカード会社は、CICやJICCと呼ばれる信用情報機関に照会をかけてブラックなどの事故情報が無いか?を調査する。
この時、信用情報にクレジットカードなどの契約情報が無い。 ことを「クレジットヒストリーが無い」と呼ぶ。「クレジットヒストリーが無い。」場合、大きく分けて2つの状態が考えられる。
「元ブラックな人」もしくは「カードを所持したことが無い人(=現金主義)」このどちらかだと判断される。 特に年齢が上がるほど、クレジットヒストリーが無い状態が続くと審査が厳しくなる。
理由としては、過去に延滞や強制解約、場合によっては破産などに陥ったのではないか?と疑われるからだ。
なぜ、「クレジットヒストリーが無い。」と破産などと疑われるのか?と言うと ブラックリストはどこにある? でも解説しているが、延滞などの事故情報は5年間経過すると情報が削除されるからだ。
20歳そこそこの大学生ならクレジットヒストリーが無くても、疑いの目で見られることはないが、ある程度の年齢を重ねている「いい大人」がクレジットカードを持ったことがない。あるいはローンを組んだことがない。と考えることは難しい。
いい大人の信用情報を見て、クレジットヒストリーが無い場合、カード会社の審査担当者がどのような判断をするか?はご理解いただけたかと思う。
なお、業界用語となってしまうが、「クレジットヒストリー」のことを略して「クレヒス」と呼んでいる人もいるし。クレジットヒストリーの無い人のことを「スーパーホワイト」とも呼んでいる。
クレジットヒストリーを積み重ねるための行動(以下クレヒス修行と呼ぶ)としては、以下が有効だ。
意外と思われるかも知れないが「携帯の分割払い」や「家電製品などのショッピングローン」も立派なクレヒス修行となり、毎月の期日までに返済することで、正常に支払いが行われたことを示す「$」マークが並ぶことになる。
最後の審査基準の低いクレジットカードについて少し解説すると、皆さんはカード会社によって審査基準も違うし、審査難易度も変わってくることはご存知だろうか?以下が一般的なカード会社別の審査難易度となる。
消費者金融系が最も取得しやすいクレジットカードだと言える。クレヒス修行を積むために、敢えて1枚所有しておく。ことも有効だ。年会費も無料なので大きな負担にはならないだろう。詳しくは、 こちらのページを参照して欲しい。
クレヒス修行は半年~1年程度で十分だ。携帯や家電製品の分割でも良いが、やはり後払いのカード決済が便利なので、審査難易度の低いクレカを是非1枚は持っておきたい。
2.信用情報に事故情報の記録がある。
次に、「2.信用情報に事故情報の記録がある。」だが、この状態でクレジットカードを申し込んでみたところで、特に審査難易度の高いJCBカードの場合、審査落ちする可能性が極めて高いだろう。
一度、ご自身の信用情報を開示されてみてはいかがだろうか?信用情報については、 こちらのページで詳細な解説をしている。是非参考にして欲しい。
最後に「3.スコアリングでの評点が低い。」だが、クレジットカード会社は、スコアリングと言って申込者の属性を採点し点数化の作業を行っている。(例えば、勤続年数200万円⇒20点、勤続年数3年⇒30点)
当然、評点が高ければ高い程、「審査通過の可能性が高くなる。」わけだが、このスコアリングがJCBカードの審査基準に達しないため審査落ちする人が後を絶たない。
この場合、ベストな申込みタイミングとしては、属性が変わった段階で再チャレンジするのが良いだろう。例えば無職だった人が就職した。勤続年数が長くなったので年収が増えた。また、居住年数が長くなった。
いずれのケースも審査において有利な条件だ。ただし、属性が変わったと言っても最低1年程度は、経過しないと有利になったとは言えない。
また、一度JCBカードの審査に落ちた人で再申込のタイミングとしては、最低6ヶ月以上経過してからチャレンジして欲しい。
理由は、信用情報に申込情報として、6ヶ月間記録されること。JCBの社内データに過去の履歴が残っている以上、短期間での再申込は審査落ちする可能性が極めて高いからだ。
なお、勘違いされる方も多いので断っておくが、カードデザインの違いだけで 審査が甘くなることはないため注意して欲しい。
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