13、【図解】審査3種の神器
審査3種の神器 クレジットカードの審査では裏付け確認のためにいくつかのツールを使う。ここでは特にクレジットカード会社の審査担当員が毎日駆使している「審査3種の神器」について分かりやすく解説。
【3種の神器−1】 信用情報端末機
※実物に近い参考写真
クレジットカードの審査では、申込み者の氏名と生年月日で個人信用情報機関にクレジットカード利用歴の照会を行う。
その際にLE端末 JDB端末 JACINなどど呼ばれている専用端末機を使うが、これはディスプレイ一体型になっていてカナ50音キーとテンキーが搭載されているPOSレジ端末を更に小さくしたような機械。
電話回線を通じてオンラインとなっているため、照会ボタンを押すと数十秒でディスプレイに照会結果が反映し、印字ボタンを押すと「ジーッ、ジーッ」という音をたてながらロール紙に印刷される仕組みになっている。
しかしここ数年のインターネットの発達によりクレジットカード会社の社内ネットワークを通じて通常のパソコンでも情報照会できるようになってきたので専用端末機はオフィスの端においやられていることが多いようだ。
また、個人情報が社会問題化する以前の1997年頃まではどこのクレジットカード会社でも友人や家族、恋人などの信用情報を勝手に照会していた社員がいたものだ。
民間の探偵と手を組んで身辺調査と称して信用情報をネットで売るなど悪用していた社員もいたが、今ではどこのクレジットカード会社でも管理責任者の設置とアクセス権の制御を義務付け、このようなことはできなくなっている。
【3種の神器-2】 全国e電話帳
これまでは、申込み者の自宅電話や勤務先電話がその住所にその名義で設置されてるのかの裏付け確認としてNTTのエンジェルラインというサービスを利用して電話回線名義の確認を行っていた。しかし、このエンジェルラインも平成23年1月31日をもってサービスが修了したため、利用できなくなった。
ここ数年は社内ネットワークやインターネットを通じてパソコンで利用できるような環境が整い、ソフトウェアとしてパソコンにインストールして利用するのが主流となっている。
その1つが全国e電話帳で「電話帳データベースを収録したサーバー」をネットワークに接続し、複数のパソコンからの検索が可能である。
クレジットカード会社によっては電話帳データベース化した電子電話帳を利用しているケースもあるが、オフラインデータのためリアルタイム性に欠けるので、ネットワーク対応型のソフトを使う会社が多いようだ。
【3種の神器-3】 ゼンリンの住宅地図
申込み者の申告する自宅住所に本当に住んでるか、勤務先住所にその会社が実在してるのかという裏付け確認のためにゼンリンの住宅地図を使う。
この住宅地図を初めて見る人はたいてい驚くが、なんと日本全国ほぼすべての都道府県・市町村をカバーしており、一軒一軒の居住者名や建物の名前が記載されていて、アパートやマンションなどの集合住宅においても巻末に一覧表で居住者名が記載されている。
これは実際に調査員が現地を歩いて情報を収集しているもので、ほぼ毎年現地調査を実施して改訂・発行しているので、信用度はかなり高い。ただし、一人暮らし用のアパートやマンションなどは表札が出ていないことが多いため、居住者名が記載されていないことが多い。
この住宅地図は、最寄の役場や図書館などに行くと閲覧できるようになっているので気になる人は実際に見てみると良いだろう。
信用を付けていくことの重要さ
クレジットカードの申込み書に記入した属性がどのように審査、裏付け確認されているかということについて解説してきたが、大体お分かりいただけたことだろう。
今では、病院・介護・公共料金・税金・家賃etcあらゆる現金決済の手段としてクレジットカードが利用されている。インターネットショッピングにクレジットカード決済が使われることが当たり前になったのが何よりの証拠だが、もはやクレジットカード無しでは不便な生活を強いられる時代は近くまできている。
その時に信用が無いためにクレジットカードが持てないなどということにならないよう、しっかりと実績を積んで信用を付けていくことが大切だ。
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