7、居住形態
クレジットカードの審査において居住形態、つまり持ち家か借家か、マンションか公営住宅か、といったことがどのように影響してくるのか。ここではクレジットカードと居住形態について解説する。
公営住宅は家賃が安いから有利?
「居住形態」とは住まいの権利関係の種類を示し、持ち家か借家かということ。一般的な分類で評点の高い順に上から並べると以下のようになる。
| ↑ 高 低 ↓ |
|---|
| 持ち家(自己名義) |
| 持ち家(家族名義) |
| 官舎 |
| 社宅 |
| 寮 |
| 賃貸(アパート・マンション) |
| 公営住宅 |
| 下宿 |
クレジットカード会社では、「同じところに長く住んでいる人」を高く評価する傾向があるが、居住形態を更に重要視する。
これはクレジットカード会社が過去30年~40年の営業活動を通じて蓄積してきた膨大な統計から「連絡不能になる確率」つまり夜逃げをする確立と居住形態の密接な関係性を導き出し、これを重要な審査基準として考えているからだ。
夜逃げをする人とは
不動産(自分の家)を所有している人がある日突然自分の家を放って夜逃げする確立は統計上低いため、持ち家の人の評点は高くなっている。
決して「不動産(自分の家)を持っているから経済的に余裕のある家計」などという判断をしているわけではないため、持ち家の人の場合は居住年数が1年未満でもクレジットカードが発行される確立は高くなる。
官舎は公務員が住み、社宅や寮はある程度の規模の会社が福利厚生として用意しているケースが多いので安定した企業に勤め、且つ家賃負担が少ない分、可処分所得が多いと判断されるので比較的評点は高くなる。
賃貸に関しては家族構成との複合的な判断で評点されるケースが多いのだが、独身の一人暮らしで親と別居の場合は、評点が低くなる傾向がある。
公営住宅は統計上「最も夜逃げが多い居住形態」であるという結果のもと、評点は最も低くなる。
どうやって裏付け確認をとっているの?
居住形態はクレジットカード会社にとっては裏付けの取りづらい属性のため、申し込み書に記入された本人申告を採用する場合が多い。
ただし居住年数の裏付け確認の際に使用する日本全国すべての地域の居住者名を納めたゼンリンの住宅地図である程度のことが判明する。例えば公営住宅や官舎などの公共性の高い住宅は「公営住宅」「官舎」などと記載されている。
また、1件1件の建物に居住者名が記載されており、申込み者の氏名と一致していなければ持ち家(自己名義)では無いと判断することができる。このような場合は自動的に居住形態が賃貸扱いとなり、評点が下がることが多いようだ。(※詳しくは 【図解】審査3種の神器を参照)
そして夜逃げをする確立は家族構成も関係性が強い。
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