9、自宅電話
クレジットカードの審査において自宅電話、つまり固定の電話回線の有無がどのように影響してくるのか。ここではクレジットカードと自宅電話や携帯電話について解説。
最低ラインとして携帯電話は必要
クレジットカード会社がユーザーと連絡を取る主な手段は電話だ。ほぼ例外なくどのクレジットカード会社も審査基準の目安として「確実に電話連絡の取れる方」としているので自宅電話も携帯電話も無い人はその時点で狭き門となる。
1994年の「携帯電話売り切り制」(それまではレンタル制のみだった)による爆発的な携帯電話の普及を背景に、一人暮らしの若者や子供のいない夫婦家族は自宅の固定電話回線を持たないというケースが非常に多くなってきた。
この時代背景のもと、クレジットカード会社はそれまで必須条件としていた自宅の固定電話回線の有無を「携帯電話だけでも可」と柔軟に対応する傾向になってきた。しかし、自宅の固定電話回線は電話加入権が必要であることや、設置する住所地が物理的に必要になることから、電話番号を持つハードルが携帯電話よりも高いため、評点も高くなる。また、一部の銀行系クレジットカード会社やステータスの高いクレジットカードの場合は自宅の固定電話回線が無いと審査が通らないケースもある。
自宅電話では回線の名義によって評点が変わる
自宅の固定電話回線でもその回線の名義(電話加入権名義)が誰なのかによって評点は変わってくる。本人名義や家族名義の場合は最も評点が高く、次いでレンタル電話などの他人名義、寮などの呼び出し電話の順になる。
どうやって裏付け確認をとっているの?
自宅の固定電話の回線名義の確認はNTTの電話帳検索又は104番号案内を元に行われ、そこに登録された名前を確認することによって、名義確認の裏付けを行っているのだ。 クレジットカード会社は、公開されている電話帳をデータベース化した電子電話帳や全国e電話帳を利用する。同時に104番号案内も利用している。104番号案内とは、104に電話を掛けて住所と名前を伝えると電話番号を調べてくれるNTTのサービスだ。
これらいずれかの方法で電話の回線名義を確認しており、申込み者本人のフルネームでの登録で無い場合でも、苗字が一致していて家族名義と推測される場合は本人名義と同じ評点となる。
電話帳や104に非掲載・非公開だとどうなるの?
特に女性の一人暮らしの場合や、個人情報の公開に敏感な人は電話回線を引いたときに電話帳・104番号案内ともに非掲載・非公開で登録していることがある。その場合でも104番号案内で確認すると「このお客様はお客様の申し出により番号案内をしておりません」とアナウンスしてくれる。
つまり、その名義でその住所に確かに電話回線は存在するけど案内はできないという意味だから、名義確認の裏付けは取れたとクレジットカード会社は判断し本人名義の場合と評点は変わらない。
これがレンタル電話の場合や名義が違う場合「そのお名前ではご登録はありません」というアナウンスになる。もちろん、この場合は本人名義では無いとクレジットカード会社は判断し、評点は下がる。
また、CICなどの信用情報機関には、本人を識別する情報として電話番号や住所を記憶している。そこで申込時の電話番号と一致すれば裏付けはとれたことになる。
さらに、タウンページNETではNTT回線であれば電話帳に掲載しなくてもでも104の番号案内が可能な「掲載省略案内サービス」というものもあるのでこのサービスを利用することで審査が有利になることもあるだろう。
ちなみに携帯電話は名義確認の裏付けを取る手段がないので最も評点は低くなるのだ。
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