まずは、電子マネー業界の現状を見て頂きたいと思います。
| 電子マネー | 発行枚数 |
| Edy | 3,700万枚 |
| Suica | 2,017万枚 |
| PASMO | 720万枚 |
| nanaco | 540万枚 |
| WAON | 240万枚 |
| ICOCA | 342万枚 |
| iD | 1000万枚 |
| QUICPay | 100万枚 |
| Smartplus | 200万枚 |
上のデータは、現在発行されている電子マネーの中でも、特に有名なもの、利用者の多いものの発行枚数を並べたデータです。
上から見て、EdyからICOCAまでがプリペイド型(前払い)、iDからSmartplusまでがポストペイ型(後払い)の電子マネーです。
実は、これらの電子マネーのうち、WAON、QUICPay、Smartplusを除いた他の全て電子マネーは、金融をメインには扱っていない民間の企業が取り扱っています。
例えば、Suicaを発行しているJR東日本や、nanacoを発行するセブン&アイ・ホールディングスなどです。
つまり、これまで電子マネーは商品券や図書券に近い存在でした。
しかし、この気軽さから利用者にどんどん広まり、電子マネー業界の売上は増加の一途を辿りました。
そんな中、グレーゾーン金利の廃止で、クレジットカード事業で収益が減少してきたクレジットカード会社各社は、クレジットカードと電子マネーの親和性を感じ、どんどん電子マネー業界に参入していきました。
特に、一番電子マネー業界に参入するメリットは、クレジットカードとの違いでも述べたように、クレジットカードの顧客者層では取り込めない、少額決済(日常の買い物など、あまり高価でない商品の決済)の顧客層データが手に入るということです。
■クレジットカード業界の参入例
イオングループでは、メインの小売業の特性と、自社発行しているクレジットカードを活かして、WAONを作りました。
さらに、JCBではQUICPay、三菱UFJニコス株式会社では、Smartplusを発行しています。
特に、QUICPay、Smartplusはポストペイ型で、チャージする必要がない代わりに、親カードとしてクレジットカードを利用するので、とてもクレジットカードとの相性が良く、クレジットカードのポイントも貯まる利点があるので、電子マネーの発行数を伸ばしています。
■クレジットカード業界参入の問題点
しかし、問題点もあり、各社とも少額決済の顧客者データを必要とするため、各社それぞれの規格で電子マネーを発行していたので、未だに相互利用できなかったり、地域や場所で利用が限定されているので、カードの枚数がどんどん増えてしまうことがあります。
現在、この問題について、各社間での協議、また、おサイフケータイの登場で、電子マネーのより便利な環境を整えています。
クレジットカードVS電子マネー
クレジットカード業界に大きな影響を与えた電子マネーを、クレジットカードコンシェルジュがご紹介、さらに、電子マネー付きクレジットカードもご紹介します。
電子マネーの基礎ガイド
┣電子マネーとは何?
┣電子マネーの種類
┣電子マネーの普及
┣クレジットカードとの違い
┗クレジットカード業界の参入
電子マネー活用ガイド
┣電子マネーの紹介
┣おサイフケータイ
┗電子マネー付きクレジットカード紹介